★寺島レコードインポート第8弾! AKE PERSSON オキ・ペルソン / THE GREAT グレイト
- 2011.09.26 Monday
- 18:58
大好きなこの盤を一人でも多くの人に聴いていただきたい。そういう思いでいっぱいです。当時のスウェーデンのオールスターズが顔を見せており、そういう意味では"スウェーデン・ジャズの展覧会"といえる一枚ではないでしょうか。 --- 寺島靖国氏
●AKE PERSSON オキ・ペルソン / THE GREAT グレイト
1950年代初頭にベーシスト:Simon Brehmsのコンボで頭角を現し、そのモダン・センスに溢れた折り目正しいクールなプレイが高い評価を得て、以来ストックホルムの主流派ジャズ・シーンで精力的に活躍、自己コンボ、アルネ・ドムネラスやラーシュ・グリンとのコラボレーション活動、ハリー・アーノルドの楽団への参画、クリフォード・ブラウンを始めとする来訪した米国ミュージシャン達との共演、など多方面で腕を揮いつつ数々のアジなレコーディングを残し、60年代以降はベルリンに拠点を移して主にビッグ・バンドの花形ソロイストとして活躍、→クインシー・ジョーンズ、ケニー・クラーク&フランシー・ボラーン、RIASビッグ・バンド、のレギュラーを務め、またベイシー、エリントン、ガレスピーらの楽団のヨーロッパ・ツアーにも起用されるなど、70年代半ばまで八面六臂の多忙な奮戦を続けていた、スウェーデンのモダン・ジャズ史に重要な足跡を残すトロンボーンの名手Ake Persson(1932年スウェーデンのHassleholm生まれ、1975年死去)の、本盤は1950年代の代表的な名演を集めた、レア音源目白押しのコレクション物。サイド参加したSimon Brehmsの5tetによる1951年のMusicaのSP盤音源((1)〜(3))、フランク・ロソリーノとの双頭セクステットによる1953年のKarusell録音((4)(5))、A・ドムネラスをフィーチュアした自己5tetによる1953年録音のMetronomeのEP盤((6)〜(9))、Hacke Bjorksten-tsと組んだ5人ユニットThe Modern Swedesによる1954年録音のMetronomeのEP盤((10)(11))、自己4tetによる1956年&1957年のPhilips録音((12)・(15)〜(18))、L・グリンとの双頭5tetによる1957年のPhilips録音((13)(14))、といった具合で、超貴重な全18トラックを収録。米国白人系のクール派やウエストコースト派にも似て、精妙に整った様式美と抑制の利いたインテリ的渋味を湛える、陰影美豊かな抒情派バップ演奏が展開。不透明な深い翳りを呈したトーンでキビキビと鋭敏に躍動するPerssonの精緻な吹鳴、ラス・フリーマンに近似したクール風味のバップ・ピアノ、ヒンヤリと冷涼に響き渡る耽美的サックス、など、インパクトも強烈な魅惑的名演・名場面が横溢する逸品。
1 FOREVER STONED,
2 MELANCHOLY,
3 BEI MIR BIST DU SCHOEN,
4 MONOTONES,
5 DON'T BLAME ME,
6 MY BLUE HEAVEN,
7 SOFTLY AS IN A MORNING SUNRISE,
8 IT MIGHT AS WELL BE SPRING,
9 HERSLEY BAR,
10 PENTA,
11 STELLA BY STARLIGHT,
12 SPRING IS HERE,
13 T AIN'T NO USE,
14 BESAME MUCHO,
15 NASSIE GORENG,
16 JUST LONELY,
17 MOUNTAIN MUSIC,
18 MONOTONES
▼寺島レコードインポートのCD▼
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