★優しくまろやかな耽美性と精悍シャープな緊張感が同居した欧州流ロマネスク名演 TRIOTONIC meets LORENZ RAAB / THE COLOUR OF FOUR
★ 優しくまろやかな耽美性と精悍シャープな緊張感が同居した欧州流ロマネスク名演 TRIOTONIC meets LORENZ RAAB / THE COLOUR OF FOUR
●TRIOTONIC meets LORENZ RAAB / THE COLOUR OF FOUR
1. New Beginning
2. Three
3. Flora
4. Salbei
5. On Silent Ways
6. Starting At The Moon
7. All I Need
8. She Moves Slow
9. Little Story
10. Crane World
Lorenz Raab(flh)
Volkhard Iglseder(p)
Oliver Steger(b)
Bernhard Wittgruber(ds)
2008年オーストリア作品
過去盤も好評だったオーストリアの人気ピアノ・トリオの、今回はフリューゲルホーンを加えたカルテット体制での転回作。透明感&潤いに富んだ、繊細で折り目正しくクリーンな水晶風ピアノの抑制ある耽美派プレイと、清風の如きソフトで爽やかな表層の内側に仄かな暗影や憂愁を孕んだ感のあるフリューゲルの、メリハリの利いた滑脱メランコリック吹奏、との、ピッタリ息の合った連繋コンビネーションを核として、徹頭徹尾メロディアスな抒情指向の快演が中々端正に紡がれてゆくジェントル・テイスティー編。緊密ユニット然とした4者のチームワークと、コンポジションそのものの魅力(情趣や構造)、を何より大切にするという姿勢が全編に貫かれながらの、唯美的なバラードやミディアム・スローorボサ調、などの落ち着いた端麗ロマンティック路線トラックをメインに、よりダイナミック・スウィンギンな直球型ハード・バピッシュ熱演他のアクティヴ転回も按配よく盛り込まれる、終始一定の品格や美学っぽさを保った劇的敢闘が連続。一座の花形役を担うフリューゲル:L.Raabの、極めてデリケートなコントロール力でその音響を微細に変移させつつの、明快でロマネスクだが決して甘さに流されずどこかしらダーク・ビターな緊張感も絶えずよぎらせた、「孤高のハードボイルド詩人」的な節回しが、行間深く凛然と映え渡っている一方、ピアノ:V.Iglsederの、一音一音を切々と神妙に響鳴させる半内省型のしっとり系バラード技や、一転、豪快パワフルに跳ね躍るモーダル・ファンク・アクションなど、的確自在にキャラを演じ分ける作劇構成的立ち働きも秀逸。高密度にして明朗・美味。
▼こちらはトリオでの演奏作品▼
●TRIOTONIC (トリオトニック) / HOMECOMING
オーストリア-Weiz録音。曲はオリジナル。抑制を利かせて深い翳り感や落ち着いた品格を先ず根底に形作りながら、若々しく精悍なパワーとエモーションでダイナミックに劇的転回を見せてゆく、といったような、生鮮味に満ちたリリカル演奏が清やかに展開される爽快内容である。ヨーロッパの抒情派らしい、甘美な詩的ロマンティシズムを一貫して基底に敷きつつ、リズム〜スタイル面での緩急起伏は豊富につけられた、メロディアス&ドラマティックなキレのある闊歩邁進が続く。
●TRIOTONIC (トリオトニック) / SENSITIVE
翳りあるアンニュイめの内省感も適宜チラつかせながら、しっとりとした繊細でクールな耽美的ロマンティック奏演が中々小気味よく滑脱に綴られる、アルバム・タイトル通り「センシティヴ」さが肝の清新内容である。概ね、リズミカルでノリのいい今様の半舞踏的ビート(パターンは様々)に乗せての、バラード・コンセプトを基本とした哀愁ムードたっぷりのメロディアスな抒情派アプローチが連続し、主役pは、デリカシーやニュアンスを大切にしつつ甘美な歌曲的メロディーを折り目正しく紡いでゆく、というような落ち着いた所作動静にほぼ終始している。






Stardust











Track List:












